VOATのカラオケ必勝法!!

歌が上手くなる豆知識
『音程(Pitch)』

歌の音の高さが正確な高さから外れているとき、「音程が悪い」とか「ピッチが悪い」といいます。

音程とは本来、音と音との間隔のことですが、普通にスタジオなどでも、音の高さを表す「ピッチ(Pich)」と同じ意味で使われています。音程を正しく歌うことは当然のことなのですが、ボーカリストにとって最も重要なことで、また難しいことです。

*  少し難しい話になりますが、音とはある物体が空気を振動させた時に起きる「音波」のことで、一つの波を「周波」と呼びます。

波の形は微粒子の衝突による「蜜の状態」と微粒子を元の位置に戻そうとする真空の状態「疎の状態」の互いに相反する力で作られます(静かな湖の湖面に石を投げ入れた時にできる波紋を思い出していただければ想像ができると思います。)

その振動の速さが音の高低を決め、一秒間あたりの振動数を「ヘルツ(hertz)」(記号でHz)で表します。

例えば、空気を一秒間に440回振動させると、440HzのAの音、つまり「ラ」の音が発生します。この振動の440回が、430回になるとAの音より少し低く感じ、逆に450回になると少し高く聞こえる訳です。

 

歌うときに出そうとした音よりも高く外れてしまったときに「音がシャープしている」とか「音がうわずっている」と言い、低く外れてしまったときに「音がフラットしている」とか「音がぶらさがっている」という言い方をしています。

そして正しい音程で歌えたときに、「音程がいい」とか「ピッチがいい」という言い方をしています。だいたい高めより低めに外す人の方が多いようです。

 

実際人間はどのように音の高低を取っているのでしょう。

 

楽器やカラオケの音を聴いて、自分の出そうとする音を頭の中にイメージして、これまでに経験や記憶している声の出し方から、その音をどの高さで出すのかを喉頭に伝えているのです。

音程がずれたときは、楽器やカラオケの音と「うまく混ざらなく濁って」聞こえて、気持ち悪く感じます。

その「濁って気持ち悪い」という感覚が難しいのですが、まずは音程がずれているということに気づいて、早く正しい音程で声を出したという感覚を掴めば、音感が良くなっていきます。

 

音程が頭の中でイメージできるでしょうか。

 

イメージできない人は別に音感が悪いわけではありません。ただ単に「音楽の知識」が無いのです。

そういう人に限って「耳が悪いから」と言っていたりします。音階がどういう仕組みでできているか、カラオケや楽器のどこを聴けばいいのか、少し「音楽」や「楽器」を学ぶだけでも、かなりイメージがわくはずです。

 

あなたがもし歌が上手くなりたいと思うなら、安くていいので、まずキーボードを買いましょう。

今のキーボードは安くてもいろいろな音が出せるはずです。

そしてピアノやギターなど、音がだんだん消えていく感じの音色ではなく、指がキーを離すまでずっと鳴っている音色を選びます。その音と全く同じ音を出してみましょう。

混ざり合って一つに聞こえたら、音程は合っているということです。合っていないときはうねって聞こえるはずです。

その音と合わせようとして、だんだん正確な音に近づくとうねりが遅くなり、やがて合うと音が一つになります。

 

まずは「うねり」を感じましょう。

あと同じ音ではなく気持ちよくハモる練習があります。「ド」の音をキーボードで出したら「ミ」の音を出してみましょう。気持ちの良い響きだなと感じるまで根気よくやってみて下さい。それができるようになったら「ファ」「ソ」「ラ」、短調の「ミ♭」などでも試してみて下さい。

 

 

もう一つの音程矯正の方法は、テープレコーダなどに自分の歌を録音し、聞き直すことです。

 

短いフレーズでも良いので録音して何回も聞きましょう。音程の悪いところがあれば、そこを歌ったときのイメージを思い出し、低めに外れていたのであれば、もう少し高めのイメージで歌い、また聞き直します。

正しい音程になったと感じたら、そのときの歌い方のイメージをしっかりインプットして何回か歌って確認してみましょう。そしてできるならボイストレーナーや、音楽に精通している人に聞いてもらって確かめてください。

 

また「レコードコピー」という方法があります。

 

歌入りのオリジナルと全く同じく歌います。何度も聞いて良く覚えたら、自分も一緒に歌ってみます。

オリジナルの歌を少し大きめにしてください。たぶん最初はオリジナルの歌と自分の歌と両方聞こえるはずです。

何度か聞いて同じように歌える練習して音程と歌い回しがぴったり一緒だとオリジナルの歌が聞こえなくなり、自分だけが歌っているように感じます。

フレーズごとに何回もテープを止めて練習してください。音程はもちろん、歌自体が上手くなります。

 

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